大和郡山の家と慈光院
奈良県大和郡山市「大和郡山の家」の
2年目点検を担当工務店と実施した。
通常は1年目なのであるが、
諸事情が重なり2年目となってしまった。
四方を住宅に囲まれており、
前面道路側の北側2階にリビングを配置している。
「北側は暗く寒くならないか・・」
計画を進める上で施主の気になるところであるが
大変明るく、快適であるとの事。
「こうしておいて良かったと思うところはあるが
こうしておけば良かったと思うところはない」
という、何よりもうれしいお褒めの言葉をいただいた。
完成時には1人だったお子さんも二人になった。
これから楽しい子育てのピークを迎える。
長男がが大学へ、次男も高校生になって
手を離れていく自分には、少しうらやましい。
この作品は、先日「遠来」とともに
ダイキン工業主催の「エアスタイルコンテスト」 で
特別賞をいただいた。


作品のすぐそばには、重要文化財の慈光院がある。
建築中行けなかったので、帰りに立ち寄った。
1663年 片桐石見守貞昌(石州)が
父貞隆の菩提寺として自分の領地内に
建立した臨済宗大徳寺派の寺院。
寺としてよりも境内全体が
一つの茶席として造られており
表の門や建物までの道・座敷や庭園
露地を通って小間の席という
茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃えが
石州の演出そのままに残されている。
広間の座敷から、庭園の風景は絶景であった。
またそのすぐ奥に、高林庵茶室という
二畳台目の茶室がつながっている。
狭い空間に、凝縮されたその「質」に
空間を決めるスケールには
緻密な世界がまだまだ広がっていると
改めて考えさせられた次第である。
しばらくその場から離れることが出来なかった。
天気にも恵まれ
広い境内はどこも、心地良い世界が広がっていた。
いい日、奈良路となった。







