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大和郡山の家と慈光院

ゴールデンウィーク中の30日
奈良県大和郡山市「大和郡山の家」の
2年目点検を担当工務店と実施した。
通常は1年目なのであるが、
諸事情が重なり2年目となってしまった。


四方を住宅に囲まれており、
前面道路側の北側2階にリビングを配置している。
「北側は暗く寒くならないか・・」
計画を進める上で施主の気になるところであるが
大変明るく、快適であるとの事。
「こうしておいて良かったと思うところはあるが
 こうしておけば良かったと思うところはない」
という、何よりもうれしいお褒めの言葉をいただいた。


完成時には1人だったお子さんも二人になった。
これから楽しい子育てのピークを迎える。
長男がが大学へ、次男も高校生になって
手を離れていく自分には、少しうらやましい。


この作品は、先日「遠来」とともに
ダイキン工業主催の「エアスタイルコンテスト」
特別賞をいただいた。















作品のすぐそばには、重要文化財の慈光院がある。
建築中行けなかったので、帰りに立ち寄った。


 1663年 片桐石見守貞昌(石州)が
 父貞隆の菩提寺として自分の領地内に
 建立した臨済宗大徳寺派の寺院。
 寺としてよりも境内全体が
 一つの茶席として造られており
 表の門や建物までの道・座敷や庭園
 露地を通って小間の席という
 茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃えが
 石州の演出そのままに残されている。



広間の座敷から、庭園の風景は絶景であった。
またそのすぐ奥に、高林庵茶室という
二畳台目の茶室がつながっている。
狭い空間に、凝縮されたその「質」に
空間を決めるスケールには
緻密な世界がまだまだ広がっていると
改めて考えさせられた次第である。
しばらくその場から離れることが出来なかった。


天気にも恵まれ
広い境内はどこも、心地良い世界が広がっていた。


いい日、奈良路となった。