古都探訪2 建仁寺
建仁寺(京都市東山区大和大路四条下る小松町)
に立ち寄った。
〜日本最古の禅寺〜 とパンフレットにある。
見事な枯山水の庭を見た。
「大雄苑」といわれる。
枯山水といえば、「竜安寺」が有名だが
予期せず出会ったこの庭も、規模が大きく見応えがあった。



平安時代、財力を競うように造られた
豪華な庭に対する反発の発想として、
自らを律する禅の思想から生まれたと言われる、枯山水。
しかしこれはアバンギャルドなアートだ。
本坊の裏手に、
四周を廊下で囲まれた「潮音庭」と呼ばれる中庭がある。
ここで、連れの松匠 岩崎さんが声を上げた。
「この庭テレビで見たよ!」
NHK「プロフェッショナルの仕事」(07.2.15)
庭師 北山安夫さんの仕事が語られる文脈の中で
「主張しない庭、なんとも思われないようでも、
思わず振り返ってしまう、そんな庭を目指す」
代表作として、紹介されたらしい。
元の作庭師小堀遠州の作品を修復したとのこと。
実はこの番組をTV覧で見つけたのは筆者で
松匠さんに紹介したのだが
本人は、急遽息子の進路相談を受け
見るのを忘れてしまっていた。
四角い中庭スペースの中央に石が配され
苔が張り詰められている。
そして四つのコーナーそれぞれに
紅葉が植えられている。

季節が悪かったのだろうか。
正直、解らなかった。
中心に据えられた3つの石が四方からどこから見ても
正面に見えるよう計算されているというが
葉の無い四隅の紅葉とのバランスに
心地悪さを感じていた。
紅葉の葉のボリュームや色が必要なのかもしれない。
「主張しない庭、なんとも思われないようでも、
思わず振り返ってしまう、そんな庭を目指す」
秋にもう一度、訪ねてみたい。

建仁寺パンフレットより
