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■住宅設計のコンセプト
現場は神戸市郊外、六甲山の北側に新しく造成された住宅街です。二人のお子さんはまだ小さく、これかららが子育ての本番。建主は家族のコミュニケーションを大事にした生活が送れる家を望まれていました。
計画にあたっては40%という厳しい建ぺい率から生まれる残地を有効に利用した計画にすることと室内のそれぞれの空間が関連しながら機能する一体的な空間をつくることを心がけました。南庭とデッキをリビングに連動させ、床面積以上の視覚的広がりを確保。デッキは家族のためのプライベートゾーンとするため、大きくゲートで囲いました。リビングに面して立派な庭があるものの、周囲の目線がいっぱいで気安く使うことができない、きれいに手入れされた芝生に白いチェアとテーブルの風景。ハウスメーカーの建物が建ち並ぶ街でよく見かける光景です。東西の目線をゲートで囲い、南庭の植栽が雑木林のように茂ることで、家族のための空間が完成します。
子供たちとの対話の場として施主が求めた2階のスタディーホールは、吹抜けを通してリビングと空間を共有します。また水回りをシンプルな回遊動線でまとめました。
■住宅データ
所在地
:兵庫県神戸市北区上津台
家族構成
:夫婦2人+子ども2人
法規
:都市計画区域内 市街化区域 第一種低層住居専用地域
:建ぺい率 40%
:容積率 80%
構造・工法
:主体構造 木造在来工法
構造材
:集成材
基礎
:柱状改良+ベタ基礎
規模
:地上2階 + ロフト
床面積
:1階 87.77 (デッキを含む)
:2階 48.85
:延床面積 136.62 (41.32坪)
主な仕上
:外壁 ベルアート(エスケー化研)
ガルバリウム鋼板角波 サイディング
:内壁 珪藻土壁紙
:天井 クロス
:床 北欧パインフローリング15 柿渋仕上
:屋根 ガルバリウム鋼板 瓦棒葺
施工
:伊万里建設株式会社
竣工
:2004年 11月
掲載等
:新しい住まいの設計 2005年 8月号
:New HOUSE 2005年 11月号
■Process
| 朝からの雨が地鎮祭が始まるとあがった こんな経験を何度かしている |
| 地盤が軟弱だったため、柱状改良を行い 擁壁工事から基礎工事へと作業は進んだ |
| 無事棟が上がり、建物の輪郭が見えてきた。 |
| 奇妙なフレームが姿を現す。 完成するまで近所の人たちは、不思議そうに眺めていた。 |
| プラスターボードが張られ始めると、 内部空間も把握しやすくなる。 この吹抜け空間が、内部のポイントとなる |
| 柿渋にべんがらを混ぜてパインフローリングに塗装する。 オーク系の茶色を目指した |
| 完成間近のゲートタワーのようだ |
| 完成後、引渡し直前にオープンハウスを 開催させていただいた |
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