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構造材

日本は江戸時代から国策として植林をし、無断で木を切ると死刑になるほど監理の厳しい国でした。戦後、焦土と化した後も杉、桧の植林に励み、今では国土の66%が緑となる世界第2位の森林国であるとのことです。
 
ところが列島改造の高度経済成長以来、人件費の高騰などにより林業が実質的に破綻し、今では発展途上国の安くて立派な木を求めて輸入を始め、手当たり次第に熱帯雨林を破壊し輸入する森林破壊国になってしまいました。木材輸入ゼロだった日本は、わずか四十年足らずでその75%を輸入に頼るという国になってしまいました。植林された杉や桧などの人工林は放置され荒廃しつつあります。一見豊かに見えても、間伐など人が手を加えないと日照りや大雨、台風などで簡単に全滅してしまうのが人工林の現状です。

輸入材がすべて途上国の森林を破壊して輸入されている訳ではなく、欧米から輸入される材料はしっかりとした植林計画の結果、安定的に供給されているものも数多くあります。しかし大量の化石燃料を消費し二酸化炭素を排出して運搬されていることを考えれば、国産材を使うという選択が意味を持つことは明らかです。

各地域の森林組合では、地元の木材に誇りを持ち、その良さをわかってもらおうと価格も含め努力を始めています。計画に際して、そういったルートから供給される国産材を出来る限り使おうとする理由は、以上のような背景をベースにしています。


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